彼は誰時

かわたれどき。最北住み。50代主婦。お気に入りを集めているブログです。

秋の稚内猿払線、北海道道1077号

秋の稚内猿払線
秋の稚内猿払線

だんなと稚内へドライブ。

紅葉がいい感じなので、助手席から写真を撮ってみました。車は走行中だし、車の中からガラス越しに撮っているので画質は悪いのですが、雰囲気だけでも伝われば。

猿払の北、稚内市東浦で北海道道1077号に曲がり、稚内市宗谷村の沿岸に出ます。宗谷岬よりも少し南側、山の中を通ります。

赤線が北海道道1077号稚内猿払線です。尖がっている辺りが宗谷岬。この画像には載っていませんが、地図の左側が稚内市街地。右下に猿払村があります。

秋の稚内猿払線
秋の稚内猿払線

北海道道1077号稚内猿払線は、平成18年全線供用開始、平成24年に完全舗装により通年通行が開始された若い道路です。それまでは宗谷岬経由で猿払やオホーツク海側の町へ行っていました。

北海道道1077号稚内猿払線 - Wikipedia


秋の稚内猿払線
秋の稚内猿払線

宗谷岬を通るよりも、20分ぐらい短くなるようです。

猿払に越してきた時には、「SNS 発信がんばるぞ!」という気持ちでいたので、稚内へ移動するたび、「今日の宗谷岬です♪」なんて写真をアップしようかなどと目論んでいました。しかし、私の運転だと、稚内へ片道1時間、往復で2時間の移動は、日常生活の手持ちの時間に結構食い込んでくるものでして、その中で、片道20分、往復40分短くなるという利便性は、気持ちが稚内猿払線のほうに完全にもっていかれることになりました。この2年間で、数回しか宗谷岬経由を選んでません・・

秋の稚内猿払線
秋の稚内猿払線

エゾシカが横断しています。道路に2頭、右のガードレールに1頭、左のガードレールに渡りきったのが1頭います。

この稚内猿払線は、特に多いです。体調が良い時には、週に2回ほど稚内に通うこともあるのですが、必ずエゾシカかキツネを見ます。見ない時のほうが滅多にないほど多いです。たまに数えてみたりするのですが、キツネも含めると片道で7回遭遇したことがあります。

昔はエゾシカは秋に遭遇することが多いと聞いたような気もするのですが、今はそんなことはなく、特にこの道路は雪のないシーズンにはいつでもいます。(1年前の冬は通らないようにしていたので、冬の状況は分かりません)

秋の稚内猿払線
秋の稚内猿払線

1頭だけでいる時もあれば、数頭の群れで移動していることもあります。1頭飛び出てきたら、その後から1頭ずつ渡り続けることもあるので、1頭のエゾシカを見て車のスピードを落として避けられたと安心してはいけない時もあります。

秋の稚内猿払線
秋の稚内猿払線

秋の稚内猿払線
秋の稚内猿払線

紅葉というより黄葉ですね。木の種類のせいなのか、夏、あまり気温が上がらないせいなのか。これでもイイ感じなのですよ。この辺りの木は、油断しているとあっという間に茶色くなっちゃいます。寒暖差のある名寄で育ったので、宗谷の季節の移ろいにダイナミックさがないのは、未だに寂しさを感じます。

カーブばっかり。

カーブばかりの道道です。このショートカットコースを使う人もいるので、交通量もあります。私なりにかなり気を遣うコースです。

ここに来たばかりの頃は、久し振りに木が覆い茂った森の中を通る道だったので、「これからこの風景を観ながら移動できるなんて幸せ!」って思っていたのですが、あっという間に飽きてしまいました・・

確かに素敵な風景もあるので、写真を撮れたりすると楽しみもできたと思うのですが、稚内猿払線上で車を止めて写真を撮ることはできませんでした。停車できそうな場所がいまいち見つからなかったり。あったとしてもちょっと奥まったところに停めて少し歩いたりとか? 工事車両以外は、車停めてるところをほとんど見たことありません。

稚内猿払線は、かなり長い区間、電波が届きません。(ドコモ使用) 手持ちの音源がなく、スマホでラジオや録音した番組を聴いている状態なので、ちょっと不便。ずっと不調続きで、その中でなんとか改善しなきゃともがいてきたので、いろいろ手不足なんですよね・・ 現在、大きなサイズの運動用の服を買って運動教室に通えるところまでこぎつけたところ。

ここに限らず、宗谷は電波が届かない場所があちこちにあるので、ドライブ用の音源もそろそろ手元に揃えていきたいものです・・

「上苗太路大橋」(かみなえふとろおおはし)という名前の橋だと思います。あまり好きな橋ではないので、記事の最後に掲載。深い谷に架かっている橋です。近くに駐車スペースがないこともあるのですが、ちょっと「橋好き」、「何でも撮っちゃえ」な私も、この橋から下を見降ろしたことがありません・・

稚内から猿払に向かってくる時は、下から吹く風を防雪柵で防ぐような道を通り、下り坂のまま大きなカーブを走行してこの橋を渡ることになるのです。夏でも気を付けて走行する橋です。