ニシンの群来!60年ぶりくらいだって!いいの見れたな~ #礼文島 pic.twitter.com/fq9H1ORgkI
— 礼文島移住漁師ちっご丸 (@kd_rir) April 28, 2019
島の南側に納品に向かっている途中、友達から“島の北側にニシンの群来きた”との写真つきメールが。
— 嬉良屋 (@kiraya2010) April 28, 2019
島に生まれ育って群来など一度も現物見たことない。
用を終えて急いで見に行くと現場には数人のギャラリー。
『もうだいぶ流されたな』というが確かに白濁して海面が泡立っている。#礼文島 #群来 pic.twitter.com/VEgNxunJSm
16:00現在 晴れ 南南西の風6m 気温10.6℃
— 民宿 はまなす(礼文島) (@hamanasu_rebun) April 28, 2019
”群来現る!” 大備から浜中にかけての海が広範囲に白く濁っています。 「群来」です。「群来」とは大群のニシンが浅瀬で産卵して海が白く濁った状態をいいます。 見に行った町長さんも興奮して、曰く「68年間島にいてこんなの見るのは初めて!」。 pic.twitter.com/cBPwf5q9wf
ニシンの群来、凄い!!
65,6年振りだそうです。海の色が白くなっているところがニシンの群来(くき)が来た場所です。産卵、放精で白くなります。
実のところ、現在の北海道では珍しくて、最近やっとちらほら戻ってきている状況なんです。私も見たことありません。島にいたら飛んで駆けつけたのになぁ。
昔は、親方の家の海側に見張りの窓があり、春が近づくと、ずっと海を見張っていたそうです。海が白くなる・・群来が来たということはニシンが来たという合図で、一斉に漁に出たそうです。群来が来たらすぐに船を出せるように、船を仕舞っておく倉庫は、船の舳先を海のほうに向けて置けるような形にして作ったものもありました。
礼文島にも、ニシン漁の歴史があります。桃岩荘ユースホステルの建物は、元々ニシン番屋でした。
礼文町郷土博物館の展示内容が大幅に変わっていなければ、2階に礼文島のニシン漁の歴史が分かる展示物があります。個人的にかなりお気に入りの資料展示です。
・・って、今年の開館は5月1日からのようですね・・
そうそう、礼文島の厳島神社祭のお神輿の掛け声もニシン漁と関係があるんですよ。有名な「ソーラン節」の元になった「鰊場作業唄」。いくつかの唄(音頭)から構成されていて、そのひとつ「舟漕ぎ音頭」が、お神輿の掛け声になっているんですよ。厳島神社祭についての何か資料を読んだかどうか忘れてしまいましたが、「舟漕ぎ音頭」にかなり近いと考えて良いと思います。
いや、ちょっと熱くなりました。ニシンの群来、見たかったですね。