かわたれどき - 最北暮らし -

彼は誰時。最北住み。50代主婦。

ドラマ「北の国から」、北海道で生きること

昨年再放送されてから結構経ってしまったのですが、引っ越しが終わってようやく落ち着いて録画してあったものを観始めました。観始めると一気に観てしまうのですけどね。

一番の感想

一番の感想は、

「細かいところは覚えていないものだなぁ」

でした。

前に観たのはいつだったかなぁ。30年ぐらい前のような気がします。そうなると覚えていないところもありますよね。

20代の頃ですよ。その時は、レンタルビデオ屋さんからビデオを借りて観ました。

連続ドラマのあとの「ドラマスペシャル」のほうはテレビで再放送されたものを何回か観ています。

北海道で生きることの厳しさ

これだけ長い年月愛されているドラマだと、観るほうの感想もその時その時で変わってくるものなのかもしれません。歳も重ねると、視点が変わってきますよね。

ドラマスペシャルで映され続けた北海道の雄大な風景のイメージも強く、

「北海道の大自然の美しさをうたったドラマ」

という印象が長い間ありました。

が、今回改めて連続ドラマを観ているとイメージが変わりました。

自然の美しさ、ではなく、自然の厳しさ。

北海道で生きることの厳しさ、そして開拓民の歩んできた道の過酷さとその中で手にしてきたものを、繰り返し繰り返し訴えているドラマでした。

吹雪で遭難

一番恐ろしかったのは、雪子おばさんと純が車で買い物に出かけた帰り、町外れ(とはいっても牧場の近く)で吹雪のために遭難してしまう回。

あれはかなり危ない状態までいってたではないですか。

30年前に観た時には、そこまで恐ろしく感じてなかったのですけどね。

あれから数十年。除雪など管理が優先的に入る高速道路や国道でも、怖ろしい思いをしたことがある。

ホワイトアウトの視界不良。車窓からは横に吹きすさぶ雪しか見えない。先に走る車も吹き上げる雪煙で見えない時がある。

道路に現れる吹き溜まり。風によってできた雪の表面の凹凸はあまり影を作らず、判別が難しい。自分が道路の雪だまりにはまって動けなくなりとても大変なことになったのを思い出したり。

そんな状態の中を移動する経験を何回もしている。

私自身もっとアクティブに生活していた時、冬期間の車の生活では顔色が変わるような体験をしたこともある。

その時の緊迫感が生々しくリアルによみがえってきて、胸をぎゅっと押すような恐怖に襲われるのです。「物語」としてはもう観られません。

つらら

夫婦して、ドラマを観ている間じゅう、始終うるさかったのは、

「つららは可愛いよ」

「つららが可哀そう」

という「つらら」に対する想い。

草太兄ちゃんの彼女のつらら。

愛嬌もあって可愛いし、つららでいいじゃないか。

名作

40年以上経っても楽しめる。

歳を取ってもまた違った味わいがある。

すごいですね。

連続ドラマを観て、倉本聰さんの思想が強く反映されている作品だと改めて感じましたが、エンターテイメント性も高いドラマだとも思いました。一話一話に山場があり、エピソードも完結し、視聴者をぐいぐいと惹きつけます。

スペシャルドラマのほうも、いつかまた観たいものです。


amzn.to

北の国から 前編

北の国から 前編

  • 作者:倉本聰
  • 出版社:理論社
  • 発売日: 1981年01月01日頃