彼は誰時

かわたれどき。最北住み。50代主婦。お気に入りを集めているブログです。

蕎麦尽くしの閑静な宿 「朱鞠内湖そばの花」

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昨年は、観光で旅行に出掛けることがなかった年。紅葉狩りにも出掛けてないし、この辺りの紅葉を楽しむこともないまま過ぎてしまいました。

紅葉で思い出すのが、2年前にだんなに誘われた旅行。
「紅葉でも見に行ってみないか」
といったような言葉で、だんなから旅行を提案されました。

まだ何年も前は、旅行といえば道外旅行者並みの長距離移動(笑)、道東にも道南にも旅行に行ったことがあります。それがここ数年は、私が体調不良を訴えるようになりました。稚内では原因不明と言われ札幌の病院に通院するようになりましたが、その移動自体がしんどい状態に。そんな私のために比較的近くの宿への旅行を提案してくれたのでした。

素敵な宿でした。
「また冬にも来てみたいね」
と言っていた宿でした。

この旅行が気分転換となり、これをきっかけに上向きになってくれれば・・という気持ちもあったのではないかと思います。しかし、そういう思いとは裏腹に、この後、ますます調子が悪くなっていき、「冬にも行きたい」という願いも叶わないままきてしまいました。その後の不調と、その時のだんなの思いを考えると、とても切なくなってきます。

あの宿に泊まったのが随分と昔のことのように感じてましたが、この記事を書くにあたって数え直してみたら、まだ2年前のことなんですものね。これからまだ機会が訪れるかもしれませんね。

その件の宿です。

【 手打ち蕎麦の宿 朱鞠内湖そばの花 】

2階まで吹き抜けのリビング。そのリビングでは、2階部分も使った何枚ものガラス窓で、広く外を眺められます。リビングに流れるクラシック音楽。清潔に保たれた各設備。

打ち立ての美味しい蕎麦。ここまで蕎麦の実を使うのかと驚いた蕎麦尽くしの夕食。

果実酒を囲んで宿主と宿泊客との夜のひと時。(これは希望者だけで、部屋で休んでいることもできます)

朱鞠内湖近辺の紅葉は、私の大好きな風景の一つ。まるで絵の具で描いたかのような、目に鮮やかな紅葉を見られる場所だと思ってます。この時の宿泊は、残念ながら、紅葉の見頃には少し遅かった感じ。しかし、宿の窓から、次から次へとハラハラ舞い落ちる落ち葉を眺め続けた時間は、私にとって極上の時間でした。

朱鞠内湖のある幌加内町は、雪が多く、厳寒の地。この窓からしんしんと降り続ける雪を見るのも良し、寒さで凍って美しい模様が描かれた窓を見るのもまた良し、冬にも訪れてみたいと思った宿でした。

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宿からお土産でいただいた蕎麦の実を使ったクッキー。販売されていないのが残念な程、とっても美味しかったです。

手打ち蕎麦の宿 朱鞠内湖そばの花