彼は誰時

2011年の記事をまとめてます

昆布干し体験リポート

北海道庁発行、

北海道のメールマガジン

の一つ、【月刊そうやマガジン ~日本のてっぺんからとっておきの話題をお届け!!~】。このメルマガのバックナンバーの中から、ご紹介。

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Photo by ©Tomo.Yun

ふるさと宗谷メルマガ 「宗谷だより」 2003.8.29 発行 Vol.14

昆布干しは、北海道の中でも特徴のあるお仕事のほうだと思うのですが、この仕事の内容を赤裸々にブログ等に綴っているのを見たことがありません。稚内(宗谷地方の一番大きな町)でも、昆布干しのバイトをしている人はかなりいるはずなのですが、たまたまなのか、私はそういう記事に出会いません。

ビジネスライクに人を雇っているところもあるでしょうが、やはり「顔」でつながっているほうが多いようにも感じますので、そのためもあるかと思います。身内の人に手伝ってもらったり、知人が「干し子」としてバイトするとかのほうが多いような気がします。仕事以外でもつながりがあるような関係で、どこでどう身バレするか分からないネット上で赤裸々に書けないことはあると思います。

また、どの仕事にも言えるのでしょうが、昆布干しも、怒涛のように作業を進めていかなければいけない仕事なので、雇い主も干し子さんも、記事としてまとめるほどの写真資料などを集めたりできないのではないかと思ます。

でも、この昆布が仕上がるまでの作業を丁寧に取り上げたら、とても興味深い記事になると、私は思うのですけどね。私は、一時期、昆布干しのバイトをしてました。稚内にそれなりに住んでいましたが、干し子のバイトをするまで、昆布干しがどういうお仕事なのかまったく知らなかったです。そのバイトをしていた時に、1日だけ写真撮影の許可をいただきました。(その時の写真は、簡単には取り出せないPCの中に残ってます・・)それもホント隙間の時間に急いで何枚か、干し終わってからまた何枚か撮れただけです。

そんなこともあり。こちらの記事は率直な感想も書かれており、興味深いリポートになっていると思います。

[番外編-宗谷支庁職員コンブ干し体験リポート-]

 採ったコンブは干場に並べて干しますが、採ったそばから並べていきますので、夏のコンブ漁の時期は家族総出で作業を行います。まさに猫の手も借りたくなるような忙しさです。宗谷支庁では、地域の主要産業である「コンブ漁」を理解し、今後の地域づくりの施策の参考とするために、コンブ干し体験を実施しました。今回は参加した職員の体験リポートを紹介します。

 平成15年7月24日朝5時30分、宗谷支庁副支庁長を隊長とする「宗谷支庁コンブ干し隊」は朝もやの残る中、稚内市恵比須にある北船だまりに集結した。ほとんどの隊員はコンブ干し作業は初体験。宗谷特産の「利尻コンブ」を実際に干す作業を行うということで、皆、期待に目を輝かせていた。

 前浜に磯舟が到着すると、コンブ干しの作業開始。漁家の方々の指導の下、隊員たちもコンブを運び、干場にコンブを並べ始めた。海からあげたばかりのコンブは独特のぬめりと磯の香りにあふれ、「これがあの利尻コンブか!」、「ウニが食べたあとがある!」、「コンブにも表裏があるんだ」などと隊員一同歓声を上げながら作業を楽しげに行っていた。

 時が経つにつれ隊員の口数は減り始め、足取りも重く、明らかに疲労の色が見え始めた。朝もやがはれ、コンブ干しには絶好の朝日が差し始めると、コンブを満載した磯舟が入るたびに、ため息混じりの声が漏れるようになった。

 しかし、コンブ漁終了の時刻が過ぎ、9時に最後のコンブを干場に並べ終わると、それまでの疲労も吹っ飛び、皆、誇らしげに自分たちの並べたコンブを見渡し、「やってよかった」、「またやってみたい」などと作業後の爽快感を味わっていた。

 実際にコンブ干しを体験し、「利尻コンブ」を支えている方々の苦労を肌で感じることができ、また、「利尻コンブ」というものを大切にしていかなかればならないと感じた。そして、宗谷支庁として宗谷が誇る「利尻コンブ」というものを、もっと多くの方々に知ってもらうようにしていかなければならないと、あらためて実感したのであった。

追伸 もちろん、作業の翌日以降、隊員一同、筋肉痛に悩まされ、歩くこともままならない状況でした。

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道庁制作の動画ではありませんが、こちらの昆布干しの動画もどうぞ。